空港のグランドスタッフは激務で大変な仕事?問題点や一番多い退職理由についても

空港グランドスタッフ

こんにちは。

今回は、グランドスタッフを目指す方にむけて、実際にグランドスタッフを経験した私が、仕事の大変さについてお伝えしたいと思います。

空港で働くグランドスタッフに憧れて、この業界に入る方も多い中で疑問に思うことが…

 

・グランドスタッフって大変って聞くけど実際に何が大変なんだろう?

・グランドスタッフって体力勝負と聞くけど体力ない人はできないの?

・大変っていうことは離職率高いの?

 

など、せっかく希望する業種を見つけたのに、大変という一言だけで懸念感をもってしまい、就職前から不安になりますよね?

私も就活時に「大変な仕事」というキーワードを見てしまったら、悩んでしまう自分を想像してしまいますよ。

 

結論からいいますと、グランドスタッフはシフト形態の不規則勤務で、体力も求められ分覚えなければならない仕事量も多くお客様の対応に追われてストレスを溜まり退職する人も多いです。

しかし、グランドスタッフの仕事が楽しく、お客様から感謝されたり、お礼の手紙をもらうなど、遣り甲斐のあるお仕事で長い人は10年、20年従事されている方もいます。

 

この記事では、実際に国内線と国際線のグランドスタッフとして働いた経験を基に

・空港のグランドスタッフの仕事は激務できつい?大変なことは何?

・グランドスタッフの仕事の問題点

・グランドスタッフの一番多い退職理由

・空港で働くグランドスタッフは大変なのに続ける人の理由

将来グランドスタッフへ目指す方が参考になるよう解説したいと思います。

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空港のグランドスタッフの仕事は激務できつい?大変なことは何?

空港

グランドスタッフが大変な仕事である理由が、いくつかあるので順にお伝えしたいと思います。

グランドスタッフはシフトによる不規則で激務

グランドスタッフは基本シフト制で、早番、遅番、夜勤、公休の交代制で業務を回しております。

シフト勤務は不規則勤務なので、今まで規則正しい生活をおくっていたのに、実際にグランドスタッフによる不規則勤務で体調を壊す人もいるので、体力勝負に違いありませんが、次期に体が慣れていくのも事実です。

 

そのため、早朝に早く起床して、帰宅時間は夜遅く、夜勤だと夜通しで作業を行うなど最初の頃は体内時計を合わせるだけでも、人によって苦労する方もいると思います。

 

中には規則正しい生活に戻したいという理由で、グランドスタッフを辞めていく人もいます。

グランドスタッフの一日のスケジュールについて詳しい内容は、こちらの記事をご参考にしてくださいね。

グランドスタッフはどんな仕事?業務内容や一日の流れをわかりやすく解説!

 

私自身は早番と遅番なら、遅番の方が好みで、朝ゆっくりできて遅くまで睡眠ができるのが理由で、早番と遅番だけの勤務だけなら、シフト勤務を苦に感じませんでした。

 

しかし、夜勤が絡んでくると一気に大変と感じるようにはなりましたね。

国際線を担当するグランドスタッフは、深夜運航する便も多く夜勤も発生し、私が国際線を担当していた頃は毎日夜勤で辛かったです。

恐らく、私の場合は元々夜勤に合わない体質だったかもしれません。。。

 

では、夜勤苦手の人だとグランドスタッフは、できないのかと言うとそういう訳でもありませんし、実際に夜勤が苦手で文句を言っている方でも私の同僚は3年以上働いてます。

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グランドスタッフで覚える仕事量が膨大

冒頭でお伝えしましたが、グランドスタッフが覚える事は沢山ございます。

・仕事上で使用する業界用語

・クレジットカード、マイレージ、株主優待などによる取り扱い

・購入したチケットクラスによって便の振替、返金手続きの対応の有無

・重量手荷物、サイズオーバーによる超過料金の摂取

・持病を持たれる方や車イス利用によるお客様の扱いレベル内容

・コマンド入力による情報の出力と入力の仕方

・アナウンスの暗記(必須ではないが、覚えておくと便利)

など、これ以外にも欠航や遅延が起きた時のイレギュラー対応や、他社に振り替えなどの手続きなど、最初の半年間は毎日勉強です。

 

お客様によっては、普段お目にしないインシュリン(注射器)持ち込みや、O2ボンベが必要な方もいますので、そのような場合でも対応が変わってきます。

 

そのため、グランドスタッフの多くは、備忘録用にあんちょこを所持して、いつでも対応できるようにします。

あんちょことは、手軽な参考書の意味から自分で作ったオリジナルの教科書の事で、詳しい内容につきましては以下の記事を参考にして頂ければと思います。

グランドスタッフのあんちょこの作り方!オススメのサイズとまとめ方も紹介

 

このような普段搭乗されないお客様対応にも、グランドスタッフの人達は自分で作成したあんちょこをチェックインカウンターやゲート業務に持参して、いざという時の御守りとして持ち歩いてます。

 

元々私は、グランドハンドリングスタッフとして、空港業界に参入しましたが、ハッキリ言ってグランドスタッフの方が覚えることが多く頭脳プレー的な感じである一方で、グラハンは体力プレーな感じでした。

女性グランドスタッフは毎日ヒールの着用

また、対人関係やお客様のクレーム以外で大変な事は、女性グランドスタッフの悩みのヒール疲れです。

女性の場合は、ヒールで足が疲れやすいと悲鳴を上げる方もおおく、数時間立ちっぱなしの状態が続き、出発時間直前になると、機内の確認やお客様を捜索のためターミナル内を走る事も多いです。

 

拠点空港の一つである、羽田空港の場合はゲートを端から端まで歩く機会もあり、距離も片道500mもあって足元に負荷がかかりやすく、外反母趾を生じやすいと聞いた事もあります。

そのため、セルフケアが大切で、ご自身でマッサージやインソールを変えるなど工夫する必要があります。

 

私は革靴だったので、お客様捜索や機内の荷物収納状況の確認など、頻繁に行っていましたが、運動不足が解消して逆に体がすこぶる動くようになりました。

男性は無縁かもしれませんが、女性にとっては毎日ヒールに慣れるのも、一つの苦難と言えるかもしれません。

 

ここまでは、大変な事項をお伝えしてきましたが、グランドスタッフの仕事の問題点について次の項目でお伝えします。

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グランドスタッフの仕事の問題点

グランドスタッフの問題点として、特に挙げられてるのが大変な仕事なのに給料が安いということです。

グランドスタッフの大体の平均年収が

・契約社員で約300万円前後 月給は約18万前後

・正社員で約380万円前後  月給は約20万前後

となります。

役職に就任すれば400万以上の給料はいただけますが、マネジメントのポジションに就くまでに相当な期間を要するため、我慢が伴ってきます。

 

立ちっぱなしの業務で、身体にも影響を与える不規則勤務の中で、低賃金で不満の声を上げる人は少なくありません。

 

 

給料以外にも女性が多い職場となるので、表面上は上手くやっているつもりでも、業務が終わると、別々に事務所に戻ったり、陰口を言ったりする状況も見られます。

 

私もグランドスタッフとして働いてた時は、周りは女性だらけで、男性陣から見れば羨ましいと思う方もいると思いますが、現場の雰囲気は正直難しいと感じました・・・

 

極端な例を言うと、さっきまで凄く穏やかだったのが急に機嫌が悪くなったりすることも多々ありますし、一人の女性に嫌われると集団になって陰口言われてるのでは?っと視線を感じましたね。

 

 

一人の女性グランドスタッフが言っていたのは

女性だらけの職場は大変・・・」

っと、ぼやくように言ってたことが、なんとなくわかる気がします。

 

 

では、そんな中グランドスタッフを退職する理由と、私がなぜグランドスタッフを辞めた理由について、次の項目でお伝えします。

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グランドスタッフの一番多い退職理由

人気職であるグランドスタッフですが退職する人の多くの理由は

・給料が安い

・不規則による体力勝負

この2点の理由で辞める方が多いです。

 

先ほどもお伝えした通り、グランドスタッフは覚える事も多く、お客様対応を行い、人手不足の場合はヘルプで走って向かいます。

1日の労働時間が8時間前後という中でも、不規則な勤務の毎日で女性にとってはハードな職種に感じる方が多いです。

 

確かに私も実際にグランドスタッフをやっていて、大変な仕事なのに給料が安いと感じたのは事実です。

 

ですが、私にとって1日8時間勤務はあまり苦ではありませんでした。

 

 

因みに、私がグランドスタッフを辞めた理由については2つあります。

 

1つ目の国内線のグランドスタッフを辞職した時は、元々グラハンで異動してグランドスタッフだったということもあり、他の業種にチャレンジしてみたいという事で辞職を決意。

当時は、20代半ばで探求心もあったので、空港以外の職で違う雰囲気を味わってみたいと思惑もあったので、辞める判断は早かったです。

 

2つ目の私が所属した国際線のグランドスタッフの会社を辞めた理由は、毎日夜勤の経験者という名目だけで、教育不十分の中、責任者手当は一切つかずの契約社員という立場で、私よりも後に入社した新人は正社員でした。

その理由は、私が入社して半年後に、会社の雇用規定が変化した影響です。

 

責任者業務を任命されたにも関わらず契約社員の扱いで、周りの新人は正社員で、待遇は一緒もしくは、ボーナスの関係上、私の年収は後輩より劣っていました。

 

面白いのが、所属した会社の勤怠コードが多く、1日6時間勤務の人もいれば、10時間働く勤務もいて、従業員によって月の合計労働時間数が他の従業員より20、30時間異なりますが、基本的に固定給でした。

また、月の労働時間が178時間以上の達成すれば、それ以降は1時間当たり残業代としてカウントされる規定で、一言で言えば月に150時間、177時間働いても固定給で支給となる決まりでした。

 

私は責任者で一日に1時間残業しても178時間以上に到達することなく、いわゆるサービス残業が多かったです。

 

初めてゲートリーダーを任された時は、便が遅れて出発した場合など英語でレポートを作成するなど重役を担っていたので、役員に手当の抗議しましたが無念な事に何も変わらず・・・

更に、ゲートリーダーより上のフライト責任者である、ディパーチャースーパーバイザーになった時も抗議しましたが、一度は検討すると言われたまま、結局何も変わらず・・・

 

経験者だけの理由で重役を抜擢されるのは嬉しい事ですが、責任を背負っているのにも拘らず、雇用形態が契約社員で納得いかず、教育も浅はかで実践で覚えていくという無茶苦茶な環境だったので辞職を決意しました。

 

内心は私が辞職の時に人手不足と責任者の欠乏で、会社側も止めてくれるとおもっていたのですが、それとは裏腹に去っていく者には手放し状態でした。

 

結果的に、私が所属した会社の従業員の出入りが多く、年単位で続く人は少なかった印象で、先輩方も8割9割辞めていきました。

 

 

グランドスタッフは自社で行う(ANA、JALなど)所や、委託会社(スイスポートジャパン、羽田タートルサービス)など、待遇や社風も変わってきます。

グランドスタッフだけの業務を携わりたい人であれば、こだわりの必要はなくても良いと思いますが、グランドスタッフの業種を長く勤めたい人にとっては、会社選びも大切なので、求人広告の待遇面や福利厚生の欄を確認したり、口コミをチェックしてください。

 

 

では、グランドスタッフは大変なのに、続けている人の理由について次にお伝えします。

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空港で働くグランドスタッフは大変なのに続ける人の理由

チェックインカウンター

グランドスタッフの仕事を続ける人には理由があります。

 

グランドスタッフの仕事が好きで続ける人

グランドスタッフの仕事の全てを極めたい人

せっかく覚えた業務をこのまま活かしたい

なんだかんだ飛行機の側で働く事が楽しい

 

など、理由は様々ですが、長年勤めた先輩グランドスタッフの見解では、大変な業務だからこそ、色んな事を学べられて自分が成長できる場であるから、辞めるのはもったいないとのことでした。

 

グランドスタッフに限った事ではありませんが、仕事を続けていけば任される業務量も増えていき、最初は指示されるだけで退屈と感じるかもしれませんが、責任業務を任されると、グランドスタッフに対して更に楽しいと感じる方もいます。

 

私は経験者という事で、国際線のグランドスタッフで責任者を任せられる機会があって、最初は不安だらけでどのように作業をこなしていけばよいかと毎日思っていましたが、頼ってくる人も多く常に先の事を読んだりと自分を成長させてくれました。

 

特にゲートリーダーという、出発ゲート業務での責任者の仕事は楽しかったですね。

時間に追われながらも、自分の判断で作業員に指示するタイミングから、無線機で情報をグラハンやロードコントロールなどオールステーションに提供するなど、自分発信で行うので、マネージメント力をが問われる業務でした。

 

アジアのLCCエアラインのゲートリーダーをした際に、通常グランドスタッフ3,4人で行うゲート業務を、人手不足の関係で二人で対応し、搭乗するお客様180人のハンドリングを行った事もあります。

 

人手不足の状況でも、ゲートリーダーが率先して指示を行わなければ、便を定刻に出発することが出来ないので責任が多い分、自分でコントロールできる楽しさを経験する事ができます。

 

また、グランドスタッフを続けていくと、人の動きが分かってくるので、自分が予想する行動をお客さんはするであろうと、予言者みたいに語る人もいましたが、確かに行動パターンも読めてきます。

実際に時間がない時のお客様の行動パターンや、表情や雰囲気を見ると何か不満を申し出てくる予想が分かってくるので、それがわかると楽しいというグランドスタッフもいらっしゃいます。

 

また、グランドスタッフの業務以外での福利厚生の一環で

・飛行機を無料で搭乗

・公休は毎月10日以上の確保

・有休も比較的取りやすい

・労働時間1日8時間

このような条件の下で働くことも魅力の一つだと、グランドスタッフの業務を続けている人もいます。

まとめ

今回は空港で働くグランドスタッフの仕事で大変なところについてお伝えしました。

グランドスタッフは接客業で、不規則勤務ながら立ちっぱなしの業務でもあり、覚える事も多く体力が求められる仕事です。

 

しかし、大変な業務だからこそ、自分が成長できる場で能力や体力を向上させる業種でもあり、お客様から感謝されて顔を覚えてもらい、後日また再利用したお客様から名前で呼ばれるとモチベーション上がる仕事です。

 

仕事を辞めたくなる理由は誰でも1度や2度ありますが、せっかく希望するグランドスタッフになれた以上、自分に大きな利益を得られるのも事実です。

 

辞めた張本人が言うのも説得力がないですが、グランドスタッフを目指す方が、雰囲気が良く、楽しく作業が出来る場所で業務を行えることを祈っております。

 

グランドスタッフの仕事は大変ですが、きっと成長できる場所であるので、期待を大いに持って、自分の成長を楽しみにしてくださいね。
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