空港で働く人が身に着けるランプパス(制限区域立入承認証)の意味と色の解説

空港航空業界

こんにちは、みのるです。

皆さんは空港で働きたいと思った事はありますか?

空港で働くには、全従業員がランプパスを身に着ける必要があります。

 

・そもそもランプパスっていったい何なの?

・ランプパスがないとどうなってしまうの?

・色の種類によって何が違うの?

 

ランプパスってあまり聞いたことないから、疑問に思うことありますよね?

私も空港で働く前までは、何のことか全然わかりませんでした。

 

簡単に言うと、ランプパスは制限区域立入承認証と言って、制限区域に立ち入る事ができる身分証明書のようなもので、空港で働く人は常に胸元に装着しなければならず、これがないと制限区域に立ち入る事ができません。

 

羽田空港の場合は3種類の色があって、所持するパスによって立ち入れる区域が異なります。

 

ランプパスはとても大切な物で、紛失すると自分だけでなく、会社の信頼度を下げてしまう程の大変な事になってしまいます。

 

 

この記事では、実際に空港で10年以上働いた私が

 

・制限区域立入承認証 ランプパスの概要

・空港の制限区域と保安区域

・ランプパスの種類

 

について解説します。

スポンサーリンク


制限区域立入承認証 ランプパスの概要

冒頭でもお伝えしましたが、空港で働く全ての従業員は、国土交通省航空局が管轄の空港長が発行するランプパス(制限区域立入承認証)が必要となります。

 

ランプパスは、業務上必要と認められる区域に立ち入る事ができて、従業員は周りの人から視認できるように胸近くに身に付けなければなりません。

 

ランプパスには、以下の事が表示されております。

・氏名

・所属の会社名

・承認番号

・有効期限

・パスの種類

運転許可の有無

ランプパスは、セキュリティ面が高く、厳重な管理と取り扱いに注意をしなければならず、紛失する事は許されません。

 

万が一、紛失をした場合は、航空局に呼び出され、本人だけでなく会社側も厳重注意され、同じ過ちを繰り返すと、その会社に対してランプパスを発行してもらう事が出来なくなります。

 

つまり、仕事が無くなるというわけです。

 

 

一昔前までは、個人でランプパスを保管することが許されましたが、結果的に紛失するケースが多く、航空局の罰則も厳しくなりました。

 

近年では重要な立入承認証を紛失して、見知らぬ人に行き渡らないように、作業以外では個人管理ではなく会社側に返却して、カギを施すなど徹底管理を行う企業も多くなりました。

 

ランプパスの紛失や盗難防止に努めるようにカードフォルダーに納め、尚且つ首からストラップをする他、紛失防止策で2点、3点、4点止めを施すなど入念に対処しなければなりません。

 

 

保安検査場を通過した出発エリアやランプエリアでは、このランプパスがないと立ち入ることができない為、必ず出勤したらランプパスを身に付けて作業完了時は返却することが鉄則です。

 

また、ランプ内で車両の運転が必要とする、グランドハンドリングスタッフや整備士などは、ランプパスに運転許可が印字されていないと運転することが出来ません。

 

入社したてのランプパスには、運転許可が印字されておらず、国土交通省航空局主催の学科試験に合格しなければなりません。

こちらの学科試験も、以前と比べると試験の難易度も上がっておりますが、勉強すれば必ず合格できます。

 

国土交通省航空局が主催する学科試験に関して詳しく知りたい方は、CAB試験(空港内運転許可)の合格率はどのくらい?出題される問題についてもをご覧ください。

 

ランプパスの有効期限は3年間で、期限切れとなる半年前から更新手続きを行い、免許証と同様に写真もアップデートします。

 

続いては、制限エリアと一般エリアの違いについて解説させていただきます。

スポンサーリンク



空港の制限区域と一般区域(クリーンエリアとダーティエリア)

空港には大きく分けて、保安検査場を通過した制限区域と検査場前の一般区域の二つがあります。

 

通常、航空券を持っている人は2つの区域を行くことが出来ますが、飛行機に乗らない人や空港に遊びに来た人は、一般区域のみ立ち入る事が出来ます。

制限区域(クリーンエリア)

チェックイン手続き完了後、保安検査場を受けて出発エリアに入ります。

この出発エリアを制限エリア(クリーンエリア)言います。

 

 

この制限区域では

 

・グランドスタッフ

・ラウンジスタッフ・飲食店販売員

・出発利用するお客様

・ランプ内で働くグランドハンドリングスタッフや整備士 など

 

が働いております。

 

クリーンエリアの理由は、保安検査場にて、不審物や規定内の液体物を有無を確認し、問題なくクリーンな状態だからです。

 

クリーンエリアで売られている商品や、飲み物も既に検査された状態の為、販売して売買する事が出来ます。

一般区域(ダーティエリア)

一般の人が、誰でも入場できる場所を一般区域(ダーティエリア)言います。

 

・チェックインカウンター

・保安検査場手前の区域

・展望デッキ など

 

空港で働くランプパスを所持する従業員は、制限区域と一般区域を行き来する事ができますが、従業員が制限区域に入場の際は、一般の旅客と同様に、保安検査を受けなければいけません。

 

仮に、制限区域から一般区域に一度退場して、もう一度制限区域に入場したい時も検査を受けなければなりません。

 

次は、空港で働く従業員が所有するランプパスの種類について解説します。

スポンサーリンク


ランプパスの種類

羽田空港の場合、ランプパスの種類は3種類ありますが、空港によってランプパスが1種類のみの所もあります。

 

入社したての頃は、ランプパスが出来ていないのでビジターパスを身に着けて作業を行います。

 

ランプパスを所有する色によって立入制限が異なり、職種に合ったランプパスの種類を取得しなければなりません。

 

第一種のランプパスは赤色で、全ての制限区域の入場する事ができるので、CABに所属する方や消防員などは限定された人が第1種を所持できます。

全ての区域なので、滑走路や危険立入区域も該当となります。

 

第二種のランプパスは緑色で、制限区域、ランプ内、車両通路、場周道路を入場できるので、グランドハンドリングスタッフや整備士などエプロンで作業する方が主に所持します。

 

第三種のランプパスは青色で、制限区域、ランプ内を入場できるので。グランドハンドリングスタッフやグランドスタッフなどに従事する方が所持します。

 

二種と三種では、場周道路を走行できるかの違いだけなので、グラハンの方はあまり場周道路を行く機会は少ないので、最近では三種を取得する人が多いです。

まとめ

今回は、空港で働く人が身に着けるランプパス(制限区域立入承認証)の意味と色の解説をさせていただきました。

 

ランプパスは、従業員が空港で働く上でとても大切な物で、紛失したら仕事に支障がでてしまうほど厳しく罰せられる恐れがあります。

 

このランプパス一つで、制限区域やランプ内に出入りする事が可能な為、厳重な管理と扱いが必須で、日頃から確認する癖を身につけておく必要があります。

 

大袈裟になってしまいますが紛失=クビだと思ってください。

 

それくらい、ランプパスは非常に大切な物で、自分だけならず会社の信頼にも影響を及ぼすので、厳重な管理となります。

 

もし、空港に行った際、従業員に遭遇したら、胸元を確認してみてください。

 

カードみたいな物を身に着けているのがランプパスとなります。

 

 

この記事が、空港で働くことに興味を持つ方で、ランプパスの重要性について、参考になる記事になれば幸いです。
スポンサーリンク