VDGS(駐機位置指示灯)の仕組みを解説!今後マーシャラーはどうなるのかも

VDGSグランドハンドリング(ランプ)

こんにちは、みのるです。

今回はグランドハンドリングスタッフの作業の一環、VDGSの事についてお話したいと思います。

 

飛行機の誘導をする人を「マーシャラー」と呼ぶのですが、空港の技術が発展し、現在ではVDGSという機械が、作業員の代わりとなって飛行機の誘導を行います。

 

・そもそもVDGSの仕組みって?

・人の代わりに機械が操作できるの?

・もうマーシャラーは不要になるの?

 

と、不安に思われるかたもいますよね??

 

私もマーシャラーに憧れて、この業界に参入した一人なので、お気持ちは非常にわかります。

 

結論からお伝えすると、主要空港ではVDGSが主流となりますが、イレギュラー対応やVDGSが設置していないオープンスポット、地方空港などではVDGSが無い為、マーシャラー業務が無くなるわけではありません。

 

この記事では、実際にマーシャリングとVDGSを経験した私が

・VDGS(Visual Docking Guidance System)駐機位置指示灯の仕組みや準備の仕方

・VDGSの導入によってグラハンのマーシャリング対応は減少か?

・私が実際に初めて使用したVDGSの印象について

詳しく解説していきます。

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VDGS(Visual Docking Guidance System)駐機位置指示灯の仕組みや準備の仕方

VDGS

VDGSは、航空機がスポットに接近して、VDGS表面の電光掲示板から、赤外線レーザーを感知し、飛行機の速度や位置を計測して、電光掲示板に停止ラインまで残り〇メートルと表示します。

 

※音量に注意してくださいね。

 

走行中、到着ラインに従って飛行機は接近しますが、仮に左右ずれたとしても、VDGSが感知して、飛行機が表示された矢印に従って軌道修正すれば自然と消えます。

停止ラインまで来ると自動で『STOP』と表示され飛行機は停止します。

この間にチョークを施して、最後にチョークONをしたことをリモコンを通じて表示させ完了となります。

 

飛行機到着前には、VDGSの設定準備するためのコントロールボックスが、PBB(パッセンジャー・ボーディング・ブリッジ)の近くに設置されているので、事前に到着する航空機の機種に合わせて設定しなければなりません。

 

もし、大型機(ボーイング747)が到着するのに、誤って中型機(ボーイング767)の設定を間違えて、気づかずに到着したらわかりますよね?

お客様が降機するPBBが装着できなくなり、飛行機の牽引作業が発生となってしまい、時間を要するため、乗り継ぎ便を控えるお客様に不安を与えるなど、大迷惑をおかけすることになります。

 

よって、マーシャリング担当は、電光掲示板に機種がしっかりと反映されている事を確認しなければならず、VDGSの誤作動に対する不具合に備えてスタンバイをします。

 

では、VDGSの普及により今後のマーシャリング対応はどうなるのか?次の項でご説明させていただきます。

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VDGS導入によりマーシャリングは今後不要なの?

飛行機

冒頭でもお伝えした通り、マーシャリング対応が全く無くなるという事はありません。

 

しかし、空港の発展に伴い、現在ではVDGSを設置が豊富となり、羽田空港の場合は、固定スポット(ターミナル沿いにある駐機場)の殆どは、VDGSでの運用が一般化となっております。

 

一方のオープンスポット(ターミナルから離れた駐機場)はVDGSが設置できないので、現在もマーシャリング対応を行っており、地方空港でもマーシャリングをする機会があります。

ですが、圧倒的に固定スポットを使用する航空会社が多い為、VDGSの使用頻度は高いです。

 

続いては、VDGSがの仕組みや準備の仕方について次に解説させていただきたいと思います。

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私が実際に初めて使用したVDGSの経験談

空港

初めてVDGSを準備から運用した時の実感は、凄く簡単で誰でも出来るという印象でした。

 

私はマーシャリングが好きだったので、VDGSが導入された以降は、グランドハンドリングの魅力が少し薄れた感があります。

正直、ヒューマンエラーで設定ミスがない限り機械の方が正確ですし、誤作動も頻繁に起きることはあまりないので安全ですが、飛行機を自分の力で誘導できないもどかしさがあります。

 

しかし、VDGSが故障で不具合が生じた時など、緊急で対処できるよう数か月に1度は、マーシャリングのリカレント訓練を行う機会はあります。

また、幸いにもオープンスポットではVDGSの設置は行われておらず、マーシャリングを実施しなければならないので、全くなくなったわけではありません。

 

 

そもそも、私がグランドハンドリングスタッフになるきっかけは、マーシャリングでした。

自分が発する信号で飛行機に合図を送り、右旋回、左旋回、徐行、微調整させながら誘導し、最後に停止させる。

自分の力で、初めて飛行機を誘導した時は、手が震えましたね・・・

 

あの頃の実感は、念願の夢を達成できたことに、自然と笑みがこみ上げてきたことを今でも覚えてます。

まとめ

マーシャリングを行う機会が減少となり、現在はVDGSが一般的となりました。

今後も空港が発展する中で、オープンスポットもVDGSが設置されるとマーシャリングを実施する機会がさらに減ってしまい、飛行機の誘導をしたい方にとって、これ以上のVDGS設置が無い増えないことを祈るばかりです。

現状では、オープンスポットにVDGSを設置するような事案は発症されてないのでご安心ください。

 

VDGSによって、正確な作業でヒューマンエラーが消失したことは、大変良い事ですが、子供から大人まで人気のグラハンの花型ポジション、マーシャリングをする機会が減少したことは残念です。

 

一方で、マーシャリングが苦手の人にとっては、VDGSを簡単に操作できて、喜ばしいことではないかと思います。

VDGSの導入によって一長一短はありますが、今後はますます導入する空港も増えるのではないかと思われます。

 

今回のVDGSが記事が皆様にとって少しでもお役に立てれば幸いです。
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