元GSが教える国内線・国際線の機内持ち込みの違い!禁止品例など液体の制限

保安検査飛行機

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国内線・国際線の機内持ち込みの違いとは?

保安検査場

国内線・国際線の機内持ち込みで生じる違いは以下のものに適用されます。

1.持ち込める物品の種類
2.荷物のサイズ
  • 国内線…機内持ち込み危険物
  • 国際線…機内持ち込み危険物+ 全ての液体物100ml(グラム)以上

これらを保有して保安検査を受けた際は没収されます。

仮に新品で未開封だったとしても危険品とみなされ没収されるので、嫌な想いをしないようにここで踏まえておくことが大切です。

機内持ち込みサイズは国内線・国際線に関係ありませんが、使用する飛行機の大きさ各航空会社によって荷物の3辺の和が異なります。

機内持ち込みサイズの違いとは?

座席数100席以上の飛行機では、通常3辺の長さが合計115cm以内(55cm×40cm×25cm)が一般で、1人手荷物1個と身の回り品が1つ迄となります。
座席数100席以下の小型機の飛行機(エンブラエル70、サーブ340E、ボンバルディアDHC8など)では、通常持ち込むサイズが小さくなり、合計100cm以内(45cm×35cm×20cm)となります。
みのる
みのる

身の回り品とは、お土産袋(ショッピングバッグ)や小さいハンドバッグの事を言います。

各航空会社の国内線と国際線の機内持ち込みサイズの違いについてまとめてみました。

航空会社国内線国際線
全日空(ANA)

《座席数100席以上の場合》

115cm以内(55cm×40cm×25cm)

 

《座席数100席未満の場合》

100cm以内(45cm×35cm×20cm)

日本航空(JAL)

《座席数100席以上の場合》

115cm以内(55cm×40cm×25cm)

 

《座席数100席未満の場合》

100cm以内(45cm×35cm×20cm)

ZIPAIR

1個目が3辺の和が115cm以内(40×25×55㎝)

2個目が105㎝以内(35×25×45㎝)

ピーチ・アビエーション115cm以内(50cm×40cm×25cm)
ジェットスター115cm以内(56cm×36cm×23cm)
スカイマーク115cm以内(55cm×40cm×25cm)該当なし
ソラシドエア115cm以内(55cm×40cm×25cm)
AIRDO115cm以内(55cm×40cm×25cm)
スターフライヤー115cm以内(55cm×40cm×25cm)
フジドリームエアラインズ100cm以内(45cm×35cm×20cm
香港エクスプレス該当なし115cm以内(56cm×36cm×23cm)
スクート115cm以内(54cm×38cm×23cm)
ベトジェット115cm以内(56cm×36cm×23cm)
セブパシフィック115cm以内(56cm×36cm×23cm)
チェ・ジュ航空115cm以内(55cm×40cm×25cm)
みのる
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キャリーバッグやボストンバッグなど115㎝以内に収まれば問題ありませんが、一か所が異常に長かったりすると、グランドスタッフによって機内持ち込み不可される恐れがあります。

もし、サイズオーバーもしくは重量オーバーした場合は、基本的に預け荷物となります。

フルサービスキャリアのANAやJALでは問題ありませんが、ローコストキャリアで預け荷物のオプションを購入ない時は、別料金が発生しますのでご注意ください。
ローコストキャリアとフルサービスキャリアの違いについて、以下の記事を参照ください↓

 

機内持ち込み危険物とは

持ち込み制限品

持ち込み制限品

機内持ち込み危険物とは、凶器や武器になる物(ナイフ・カッターなど)の鋭利な物、先端がとがっている物は持ち込みが出来ないので、あらかじめ手荷物カウンターで預ける必要があります。

《スプレー類》

  • 日用品/スポーツ用品
  • スポーツ用酸素缶
  • カセットコンロ用ガス
  • 殺虫剤/農薬

《火薬を使用したもの》

  • 花火/クラッカー

《凶器類》

  • ナイフ/ハサミ類
  • 先のとがった物
  • 工具類
  • バット

《その他》

  • ライター・マッチ(1つまでOK)
  • 漂白剤
  • 瞬間冷却材
  • 加熱式弁当
  • ペイント類
  • ライター用燃料
  • 70%以上のアルコール物
みのる
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・相手に危害を与える凶器となる物

・先端が針のように尖っている物

・スプレーのような火気をもたらすような物

これらは危険物とみなし、機内に持ち込みが出来ません。

特にスプレーに関しては様々な種類があるので注意が必要です。

スプレー缶の種類

スプレー缶

下記と高温に注意があれば持ち込み不可能。出典:ANA

スプレーには火気、高温に注意と表示される引火性ガスや高圧ガスを使用しており、航空機の安全運航に支障を及ぼす可能性のため、原則持込み、預け荷物もできません。

  • 防火スプレー…ファルガード/防炎スプレーなど
  • 殺虫スプレー…アースジェット/キンチョールなど
  • 解氷スプレー…解氷スーパーウォッシャー液/解氷ショットなど
  • 工業用スプレー…コールドスプレーニトムズ/エアーダスターノンフロンなど

反対に引火性を伴わないスプレーは国内線の場合0.5mlまでの容量が、合計2kgまで持込はできます。

  • シェービングフォーム
  • フレグランススプレー
  • 虫よけスプレー
  • 消毒用スプレー
  • 日焼け止めスプレー
  • 花粉ガードスプレー
  • 制汗・清涼・冷却スプレー
  • ヘアスプレー など
みのる
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持ち込みの判断基準は、火気と高温に注意と表示されておらず肌に使用するスプレーは持込み可能と解釈するといいですね。

国際線での液体物の制限とは

国際線 液体物制限ルール

国際線 液体物制限ルール

国際線では危険物持ち込み制限にプラスして、液体物を機内に持ち込みする時も一つの容器に100ml以内で、更に縦20cm×横20cmのプラスチックの袋ジッパー付きに入れて、合計1000ml迄の容量を1袋迄と決まってます。
  1. ジェル・ヘアワックス
  2. クリーム・ローション
  3. 霧吹き式スプレー類、噴霧器
  4. 育毛剤(液体・スプレー)
  5. 制汗ジェル、整髪ジェル
  6. ジェル状リップクリーム・ジェル状口紅
  7. 液状ファンデーション
  8. 香水、コロン(液状、ジェル状、霧吹き式
    スプレー)
  9. 液状除菌剤(ハンドサニタイザー)
  10. 液体せっけん(ハンドソープ、ボディソープ)
  11. 化粧クレンジング、洗顔用品
  12. シャンプー、リンス、トリートメント
  13. ハミガキ
  14. 家庭用洗剤、染料
  15. スプレッド類
    (パンなどに塗って食べるジャムなど)
  16. 乳製品 【マーガリン、スキムミルク、コンデンスミルク等】
  17. ローヤルゼリー、プリン、ババロア
  18. 食用油
上記の物品を機内に持ち込む場合は、各容器が100ml以内で合計1000ml以下のジッパー付き透明プラスチック袋に入れないと没収されます。
機内に持ち込むビニールケースはネットで購入可能です!

 

2006年8月10日にイギリスで発生した航空機爆破テロ未遂事件を受けたことが大きなきっかけにより国際民間航空機関(ICAO)が、国際線で運航する航空機は保安措置として、液体物の機内持込制限に関する指示書を改訂しました。

100mlと制限される理由は、機内に持込みされても被害を最小限で抑えられることからの規定量となっております。

新品の350ml缶や500mlのペットボトル飲料水は、検査時にノンアルコール飲料水でも保安検査場で没収となり、たとえ500mlの残量が100ml以下の液体でも没収となります。
みのる
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100ml以上の液体物や危険性のないスプレー(シェービング・フレグランススプレー)を有する場合は、預け荷物に入れる必要があります。

国際線で機内持ち込みできる液体物とは?

医薬品と乳幼児食品のミルクは原則機内に持ち込みは可能です。

コンタクトレンズの洗浄液や保存液は「医薬品」となり、1000ml以下のプラスチック袋に入れる必要はありません。しかし機内で必要な量に限り「医薬品」として保安検査員に伝えなければなりません。

みのる
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インシュリンや注射なども機内持ち込みは出来ますが、スムーズに保安検査できるように医師の証明書を事前に用意することをオススメします。

ベビーミルクやベビーフードは持ち込みは可能ですが、機内で必要になる量に限って持ち込みが可能と、乳児同伴で検査場を通過しなければなりません。

通過の際は、魔法瓶の中の粉ミルク用お湯を確認後に機内へ持ち込みができます。

保冷剤(凍っている・凍っていない状態)の場合は、1000ml以下のプラスチック袋にいれることで機内に持ち込みができます。

国内線での飲料水・アルコール・香水等の機内持ち込み

液体物検査

液体物検査

国内線ではノンアルコール飲料水は制限なく持ち込み可能です。

ただし、アルコール度数が24%以上70%以下一人あたり5,000mlまで機内に持ち込むことができますが、70%を超えるアルコールを所持した場合は、持ち込みおよび預け荷物もできません。

日常で使用する化粧水・香水などの液体物は、1容器あたり0.5kgまたは0.5ℓ以下で、一人あたり2kgまたは2ℓまでとなります。

・ヘアケア用品:ヘアスプレー、ヘアトニック、育毛剤(液体、スプレー)、ヘアカラー、白髪染め、ブリーチ
・スキンケア用品:化粧水、洗顔フォーム、日焼け止め
・シェービングフォーム
・ネイルケア用品:マニキュア、除光液、ネイルアート用品
・入浴剤、バスオイル
・マウスケア用品、洗口液
・香水、オーデコロン
・アロマオイル
・制汗・清涼・冷却スプレー(衣料につけるものも含む。又はベビーカー用など直接肌が触れる物を冷却する製品を含む)
・芳香・消臭・除菌・シワ取りスプレー(身体用、衣料・室内用)
・家庭用洗剤(漂白剤・カビ取り剤は除く)
・洗浄液(コンタクトレンズ用、入れ歯用、かつら用、ジュエリー用、メガネ用、髭剃り用)

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国際線保安検査場通過後に飲料水を購入した場合

国内線・国際線で保安検査場通過後の出発エリアでは、自動販売機やお店で購入した飲料水や液体物は機内に持ち込みが可能です!

出発エリアに通過された商品や飲み物はX-RAY検査しているため、危険物の安全性が取れているのを確認し販売を行っております。

逆に一般エリアでの飲料水や液体物は、まだX-RAYに通過していない商品を販売してる為、危険物の判断が出来ておりません。

みのる
みのる

出発エリアは検査を受けた場所をクリーンエリアと言い、検査を受けていないエリアをダーティーエリアと航空業界では言います!

国際線乗り継ぎ便がある場合の液体物持ち込みについて

STEBs

STEBs

出発エリアで購入したお酒や香水は、STEBs(security tamper evident bags)という不正開封防止袋に入れる必要があります。

これは、乗り継ぎ便のお客様が経由地空港のトランジット保安検査場で受ける際の、危険物で無い証明袋となりICAOが認定したものです。

例えば、東京(羽田)→ 韓国(ソウル) → 香港という乗り継ぎ便があったとします。

羽田空港出発エリアで購入した日本酒(500ml)を購入して、ソウルに到着後、香港行きのトランジット保安検査場で、先ほど購入した日本酒がSTEBsの袋に入ってない場合は、保安検査員に没収されます。

みのる
みのる

現に私が2015年頃グランドスタッフの時に、他国の出発エリアでお酒を購入したお客様が、乗り継ぎの為に日本の乗り継ぎ保安検査場を通過できず、とても怒ってる光景を見たことがあります。

その結果、お客様は諦めて数万円のお酒を手放して乗り継ぎ便に搭乗してましたが、非常に辛かったと思います。

直行便の場合は、乗り継ぎのトランジット保安検査は無いので問題ありません。

乗り継ぎ便で100ml以上の液体物を出発エリアで購した場合はSTEBsはマストで、目的地空港到着まで袋の封を開けてはなりません。

※封を途中で開けた場合は効力は無くなります!

国、地域によってはSTEBsが導入されておらず、乗り継ぎ空港で自主放棄になることもあるので購入前に免税スタッフに問い合わせしてください!

まとめ

今回は、元GSが教える国内線・国際線の機内持ち込みの違い!禁止品例など液体の制限について解説しました。

  • 「国内線・国際線では機内の持ち込みは変わってくるの?」
  • 「液体物はどうして持ち込み制限があるの?」
  • 「液体で機内持ち込み例外品ってあるの?」
みのる
みのる

結論を言います。

  • 国内線、国際線では極端に違いはありませんが、国際線の方が厳しく液体物を持ち込む時は、100ml以下の容器でジッパー付きの袋に合計1000mlまでとなります。
  • 液体物の制限理由は、2006年8月10日に発生した「イギリスの航空機爆破テロ未遂事件」によって、テロ防止を図るため2007年から機内持ち込みの規定が改正されました。
  • 国際線を利用する際にコンタクトレンズなどの医薬品や乳幼児のミルクは透明のプラスチックに入れなくても持ち込みが出来ますが、ご自身が必要となる分を抜粋して保安検査員に伝える必要があります。
みのる
みのる

私も旅行に不慣れの若い時に国際線利用時に、保安検査場で新品の飲料水や眉毛をカットするハサミを没収されたことがあり、嫌な経験をしたことがあります。

機内ではのオーバーヘッドの収納は限られており、荷物が多いと収まりきれないためにルールが設けられております。

LCCの航空会社では、機内持ち込み手荷物が重量オーバー場合に重さを軽くするか預け荷物して料金が発生となるので、事前に持込重量制限の確認をおすすめします。

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