ロストバゲージとは?なぜ発生するのか?原因と対策を元GSが完全解説!最新の回避方法とは?

バゲージカウンター飛行機

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(この記事は2021年8月24日に更新しました。)

ロストバゲージとは?なぜ起きるの?発生理由と原因

ロストバゲージとは、出発空港で預けた自分の荷物が何らかの理由によって行方不明になり、到着空港で受け取れない状態をいいます。

預けた手荷物タグ(バゲージタグ)がとれて所有者の情報が確認できなかったり、ヒューマンエラーによるタグの誤出力など色んな原因が考えられます。

 

ロストバゲージが発生する要因は大きく分けて3つあります。

  • 手荷物タグが外れて詳細不明になる
  • 乗り継ぎ便・振替便だと情報処理が間に合わない
  • ミスチェックインが起きている

上記の不具合に遭遇するとロストバゲージになる確率が高いです。

ロストバゲージになる原因①手荷物タグが外れて詳細不明になる

チェックインカウンターで預けた荷物や、ご自身で荷物を預ける自動荷物預け機(バゲージドロップ)で、荷物タグがベルトコンベアーを通って仕分け場へと向かう途中に、外れることがあります。

バゲージタグ

手荷物(バゲージ)タグ

この場合、グランドハンドリングスタッフのソーティング担当(預け荷物を仕分けする作業員)が、どの航空会社に搭載するか不明でわからなくなります。

 

荷物を仕分けするグラハンのソーティング作業に関しては、こちらをご覧ください↓

 

みのる
みのる

日本の空港で働くグランドスタッフは、バゲージタグが外れても対処できるようにバゲージタグに備わるスタブシールを受託したカバンに貼ります。

バゲージシール

スタブシール

スタブシールには手荷物のナンバーが印字されているので、預けたお客様の情報を把握し、リタグ(バゲージタグの再発行)ができます。

恐らく一部の海外ではこのような荷物の取り扱いはせず、バゲージタグが外れると詳細不明の荷物という扱いとなり、搭載する・しないか確認でき次第次便で送付する可能性があります。

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ロストバゲージになる原因②乗り継ぎ便・振替便だと情報処理が間に合わない

国際線乗り継ぎ便を利用するとロストバゲージになる可能性が高まります!

  • ソウル(ICN) 経由 香港(HKG)
  • シンガポール(SIN) 経由 ジャカルタ(JKT)
  • ドバイ(DXB) 経由 フランクフルト(FRA)など

国際線から国際線に乗り継ぎ便を利用する時に、ロストバゲージになる可能性は多いです。

乗り継ぎ便で違う航空会社に切り替えると、使用するシステム端末が変わるため手続きに時間を要します。

成田(NRT)→ ソウル(ICN)  by アシアナ航空(AZ)

ソウル(ICN)→ 香港(HKG) by キャセイパシフィック航空(CX)

 

上記の場合、違う航空会社で尚且つシステム端末も異なり、グラハン会社も変わってくるので、グランドスタッフは預け荷物の対応と情報を再度インプットする必要があります。

荷物の譲歩処理が間に合わず、お客様だけ先に送って荷物は後から送付するという考えをする外資系エアラインが多いです。

 

日本キャリアの場合は、お客様と手荷物は一緒の便に搭載するという考えがあるので、海外と比較して真逆の発想です。

仮に、同じ航空会社で乗り継ぎ便する場合(ANA→ANA)は、同じシステム端末を使用するのでミスハンドリングは少ないですが、海外で働く空港職員の技術も求められるので100%安全とは言えません。

 

また、メンテナンス等の当該利用する飛行機が欠航となり、違う航空会社に振り替えに処理時間が間に合わずロストバゲージになる可能性があります。

みのる
みのる

この場合も、搭乗客を優先して荷物は到着地のグランドスタッフに事情を説明してもらい、次便以降に送付するケースがある為、私自身がグランドスタッフで働いてた頃はこのパターンで荷物が届かず、到着時のお客様対応に追われていました。

ロストバゲージが発生する原因③ミスチェックインが起きている

グランドスタッフによるヒューマンエラーでロストバゲージが発生することもあります。

日本では同じような名前の人はあまりいませんが、韓国などでは特に似たような名前が多く一文字もミスがないか慎重に確認します。

ミスチェックインは以下のような場合です。

SAITOU/TAKASHI(羽田(HND) → ソウル(ICN)

SATO/TAKASHI(羽田(HND) → 北京(PKE) → ジャカルタ(JKT)

みのる
みのる

別のお客様をチェックインして気づかないまま預け荷物を受託、本来韓国行く予定のSAITOU/TAKASHI様の荷物が、誤ってジャカルタまで行ってしまう事案です。

こうなると、到着地ではお客様もご立腹で荷物の手がかりを掴むまで時間もかかり、いつ手元に届くのか検討が付きません。

 

グランドスタッフが使用するパスポートリーダーは、パスポート情報を読み取る際に自動で名前が出力されるシステムもあれば、パスポート情報だけを読み取るだけで名前検索は手入力しないと出てこないなど、各エアラインで異なります。

国際線グランドスタッフが使用するパスポートリーダー

国際線グランドスタッフが使用するパスポートリーダー 出典:istock

国内線のロストバゲージは滅多に発生しないのが、日本の空港で働くグランドスタッフが厳しい状況の中で、確実な作業と対応を行っているからです。
みのる
みのる

一方で世界のグランドスタッフでは、日本と比較すると対応も悪く確認もルーズです。

日本に入国する外国人に聞くと、日本のサービスは本当に素晴らしく、対応も紳士とホスピタリティを感じると多くの人が絶賛しております。

次にロストバゲージを防ぐ方法についてお伝えしたいと思います。

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元グランドスタッフが教えるロストバゲージを防ぐ対策とは?

《大切な荷物は預け荷物に預けず持ち込み荷物にすること!!》

確実な方法は大切な物は機内持ち込み手荷物として、それ以外は預け荷物に入れることを推奨します。

機内持ち込みすればロストバゲージになることはありません。

また、日本から海外に行く際に、直行便で行く時は比較的ロストバゲージの発生率はさほどありません。

 

しかし、日本からどこかの海外経由もしくは海外から海外に行く時が重要で適当に扱う方もいるので、海外の航空会社外国人グランドスタッフに念を押す意味で一言伝えましょう!

I have experienced lost baggage before. So please handle with care my baggage.

(私は以前ロストバゲージの経験があるので、取り扱いに注意ねがいます)

海外グランドスタッフのチェックインカウンター業務を見た事がある方は想像つくとおもいますが、機内荷物の重さを測らなければ、搭乗口の案内時間もチケットに赤く丸文字を囲むくらいルーズな対応です(笑)

乗り継ぎ便がある場合は、グランドスタッフがゲート(搭乗口)に出発時刻の1時間前にスタンバイしてるので、上記の内容を伝えるだけでも、意識してくれるグランドスタッフもいるのでぜひ試してみてください!

その際に、お手元の航空券をグランドスタッフに見せることで、グランドスタッフも把握しやすいです。

みのる
みのる

それでも不安という方は、最低限の衣服や大事な物は持ち込み荷物に入れておきましょう。

預け荷物が到着地に届かない以上、現地で過ごす上で最低限の必需品を持ち込めばロストバゲージになっても軽症で済み、貴重品高価な物は預け荷物の中に絶対入れてはなりません。

グランドスタッフがチェックイン時に貴重品や危険物が荷物の中に入ってないか確認するのもこのような事態に備える為です。

 

グランドスタッフが使用するチェックインカウンターのフレーズ(セリフ)は以下を参照ください↓

 

ご自身の荷物のロストバゲージが発生した場合の対応をスムーズにする対策をしておくこともおすすめです。

元GSが教える究極のロストバゲージ対処方法とは?

A4サイズの紙に行先・便名・日付をそれぞれに大きく2枚書くことです。

例えば、【成田発 ドーハ 経由 マドリード 経由バルセロナ】のフライトの場合は、以下のように記載してください↓

NARITA(NRT)  18,MAY,21(DEP)

  ↓    (QR807)

DOHA (DOH)

  ↓              (QR149)

MADRID (MAD)

  ↓    (IB1546)

BARCELONA (BCN)  19,MAY,21  (ARR)

  • DEP…departure(出発)
  • DOH、MAD、BCN…それぞれ経由する空港の3レター
  • ARR…arrival(到着)
  • QR807…カタール航空807便

 

上記の用紙を預ける荷物の表面裏表に貼ることで、空港で働くスタッフも判断することが可能でロストバゲージになる可能性は非常に低くなります

みのる
みのる

日本人は見た目に気を遣いすぎて、上記のように行うことは目立ち恥ずかしいと思いますが、ロストバゲージを回避する上ではとても有効です。

それ以上の入念な対策は、以下のグッズを使用すると効果的です。

ロストバゲージが発生してしまったときに役立つ対応策①ネームタグを付けておく

バゲージタグが無くなった場合でも、ご自身でネームタグを控えておけば所有者の把握をすることができます。

こちらの商品はプライバシー保護観点で名前が見えづらい懸念感もありますが、アルミニウム合金で作られているため、丈夫で種類も多くお洒落で安価な所がメリットです。

4枚セットなので、家族で一人一つ使用するだけでも丁度良いと思います。

ロストバゲージが発生してしまったときに役立つ対応策②預け荷物の写真を撮っておく

ロストバゲージに遭遇した際に、現地グランドスタッフから荷物の形状や色、特徴などを聞かれます。

事前に写真を撮っておくだけで相手に簡単に伝わることができるので、少なくても全体写真1枚だけ取っておくと対応も楽です。

写真一つ取っておくだけで手続きもスムーズに対応してくれて、時間を浮かすことが出来ます。

ロストバゲージが発生してしまったときに役立つ対応策③目印をつけておく

世界中の預け荷物が数え切れない量がある中で、シンプルな形状だと同じような荷物が2つ以上あって場合、判断がつかない時があります。

でも、目印として荷物の取っ手部分にスカーフをまいたり、ステッカーを貼っておけばグっ従業員も把握しやすいです。

みのる
みのる

元グランドスタッフである私がロストバゲージを対応してた際に、念入りな準備してるお客様はスーツケースに名前付きのベルトを巻いてました。

名前も把握できて、目印としても充分なので対策できるグッズの一つです。

では、ロストバゲージの被害にあった時の保証内容とエアラインの対応について次に解説します。

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ロストバゲージ防ぐ最新の回避方法

元グランドスタッフで現役のグランドハンドリングが推奨する2021年最新のロストバゲージ回避方法は個人でも簡単に購入できるIT製品を駆使する方法がおすすめです。

みのる
みのる

ここでは以下の2つの方法をご紹介致します。

  1. QRコード荷物タグ『Tagonce(タグワンス)』
  2. GPS『Tile(タイル)』

①QRコード荷物タグ『Tagonce(タグワンス)』

タグワンスはアプリ提携ですることで自分の荷物だと証明できるQRコード荷物タグです。

一見、個人情報が流失される恐れがありますが、セキュリティ面もしっかりと保護されており、漏れる心配はありません。

事前にQRコードを登録することで、ロストバゲージに遭遇した時もほかの人がQRコードを読み取ることで、持ち主に自動的に位置情報が流れる仕組みとなっております。


読み込んだQRコードからメッセージ送信もできるので、グーグルマップから確認できて尚且つ連絡も取れる貴重なアイテムです。

②GPS『Tile(タイル)』

ロストバゲージに遭遇した場合、GPSでご自身のスマホから場所を突き止めることが出来ます。

例えば、チェックイン完了後に預け荷物は最終的に、ご自身が搭乗する飛行機へと搭載されますが、搭乗中に預け荷物が飛行機に搭乗されていれば問題ありません。

しかし、スマホでチェックした際に預け荷物が違う場所にあれば、この時点でロストバゲージになる可能性は大きいと把握できるので、CAにも伝えることが出来ます!

このGPSチップを預け荷物に入れておけば、スマホで探索することができるのでロストバゲージになる確率を低減できます。

日米シェアNO.1と言われてるTileは、日常の貴重品(財布、キーケース)にも十分役立っていると好評です!!

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ロストバゲージにあった時の保証と航空会社の対応

ANA

ロストバゲージには2種類あります。

  • ディレイロストバゲージ (預け荷物が遅れて到着)
  • ロストバゲージ (預け荷物が完全紛失)

ディレイロストバゲージの場合、基本的に預け荷物が遅れても手元に届けば航空会社の保証はありません。

もし、完全紛失(ロストバゲージ)が発生した場合は、航空会社が加入する条約によって異なり下記の2種類があります。

日本で発券する航空券の場合はモントリオール条約が適用され、預け荷物が紛失した場合は最大190,000円の保証となります。(レートによって変動します。)

 

一方の日本以外でのワルソー条約では、完全に荷物が紛失した場合は航空会社から保証はでますが、証拠となる預け荷物の重量×2,200円程度しか保証されず、仮に10キロの荷物を預けていたら約2,2000円前後が相場です。(2019年11月末日現在)

みのる
みのる

ワルソー条約だと、エコノミークラスの預ける荷物は32キロまでなので、最大約70,400円が補償となりそれ以上航空会社は支払う義務はありません。

到着してロストバゲージに遭遇し、航空会社が完全に荷物が見つからないと判断した場合は、モントリオール条約もしくはワルソー条約に則り賠償金を旅客に支払います。

みのる
みのる

15日間・30日間・45日間と航空会社によって捜索期間は異なるのでその間気持ちも複雑な想いです。

グランドスタッフはロストバゲージが発生した際に、どのルートで紛失したかワールドトレーサー(手荷物検索システム)を利用して在り方を調べます。

 

グランドスタッフが使うワールドトレーサーの記事は下記を参照ください↓

 

万が一のことを備えて、不安な方は保険に入る事をおすすめします。

 

ロストバゲージのせいで、滞在中の生活必需品など保険会社によって規定は異なりますが、約100,000円を上限に費用に掛かった生活に必要な物品が補償され、見舞金も受け取ることができます。

保険料金も1日500円程度で、1週間の海外旅行でも保険料は約3,000円前後です。

 

保険料を払いたくない人は、航空便遅延費用補償が付随したクレジットカードを作成しておくことも大きなメリットです。

航空便遅延費用補償は海外で出発遅延やロストバゲージに遭遇した際、クレジットカード会社から保険金を受け取る事ができて、安い物では年会費約3,000円で20,000円~40,000円までの補償を受けることが出来ます。

但し、クレジットカード会社によって補償内容が「食事代」あるいは「宿泊代・生活出需品代」など制度が異なり、カード会社によって補償額も少ない傾向もあります。

基本的には実費で掛かった費用を補填してくれるので、レシートを保管する必要があります。

因みに国内旅行だと、年会費約2,000円程度のクレジットカードで10,000円~20,000円迄の補償があるクレジットカードも存在します。

旅行保険がついているクレジットカードを持っていれば、それだけでは旅行保険が効きません。
クレジットカード会社も、カードを使ってほしいが為にサービスを付随しているので、航空券やツアー代金など購入する時は、航空遅延補償が付随したクレジットカードで決済しないと保険金を受け取る事ができません。

その為、最低限の保証額を受け取ることが出来るように、チケット代金は航空遅延補償が付随したクレジットカードで決済しましょう。

みのる
みのる

私が推奨する海外旅行をする機会が多い方で、ロストバゲージ対策するならセゾンゴールドアメックスがおススメです!

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通常セゾンゴールドアメックス年会費11,000円がかかりますが、その分メリットやカバーも豊富です。

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セゾンゴールドアメックスカードは海外旅行で、飛行機遅延/欠航時3万円手荷物遅延/紛失(ロストバゲージ)の場合最高10万円まで出ます。

まとめ

今回はロストバゲージとは?なぜ発生するのか?原因と対策を元GSが完全解説!最新の回避方法とは?について解説しました。

  • そもそもロストバゲージはなぜ発生するの?
  • ロストバゲージを発生しない方法はあるの?
  • ロストバゲージの被害を受けない対策ってあるの?
みのる
みのる

結論を言います!

ロストバゲージになる確率が大きいのは、他社に振り替えされたり、乗り継ぎ便が発生した時が特に注意です。

日本よりも正確にハンドリングする国はなく、残念ながらロストバゲージを100%防ぐ方法というのはありませんが、チェックイン時もしくはゲートにて一言伝えるだけでで被害に合う確率を下げられます。

よって、直行便を利用した方がロストバゲージに合う被害は少ないです。

国際線を利用する時は経由空港にて、預けた荷物がしっかりと搭載されているか確認することも良いし、取り扱い注意の旨を伝えるだけで気持ちは変わります。

また、飛行機の欠航による便の振替は当日にならないとわからない為、不安な方は保険または飛行機遅延補償のついたクレジットカードで決済することも視野に入れるべきです。

世界では当たり前のように発生するロストバゲージですが、今回の記事で最小限にとどめる事もできるので、楽しい旅行に向けて実践して頂ければと思います。

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