グランドスタッフはどんな仕事?作業内容から覚えることを元GSが徹底解説!

グランドスタッフ 仕事内容グランドスタッフ
グランドスタッフ 仕事内容

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グランドスタッフはどんな仕事をするの?業務内容とは?

チェックインカウンター

グランドスタッフとは飛行機を利用するお客様に対して、出発地空港から到着地空港まで無事に搭乗できるようサポートするお仕事です。

飛行機を利用する方は、日本人・外国人・足が不自由の方や目が見えない人・耳が聞こえない人・お子様一人旅など、様々なお客様がいる中でグランドスタッフは搭乗客に応じて臨機応変に対応します。

グランドスタッフの仕事内容とは以下の6つの業務がメインとなります。

  1. チェックインカウンター業務
  2. 出発ゲート作業
  3. 到着担当
  4. エルダー(車イス)対応
  5. コネクションケア作業
  6. デスク業務(司令塔)

それぞれ詳しく解説したいと思います。

グランドスタッフの作業内容① チェックインカウンター業務

チェックインカウンター業務とは、チェックイン手続き・搭乗券の配布・預け荷物の受託など搭乗口場所や案内時刻をお伝えするなど、お客様の疑問に対してお答えする業務です。

グランドスタッフの業務であるチェックインカウンターは、利用するお客様の搭乗手続きをはじめ、お手伝いするための情報の収集および、搭乗口や搭乗締め切り時間等ご案内をお知らせします。

【チェックインカウンター業務でお客様に応じて情報収集内容】

  • お手伝いが必要な方(歩行困難、タビフナレ など)
  • 病気を患っている方(目が見えない方、耳が聞こえない人 など)
  • 妊娠されている方
  • 杖を所持していて足が不自由な方
  • 車イスを希望する方 など

グランドスタッフからいくつか質問して、お客様の状態を把握して搭乗までのお手伝いや飛行中CAが援助できるよう、情報収集を担うのがチェックインカウンターの役目です。

お客様情報をゲート作業を行うグランドスタッフにしっかりと引継ぎしないと、遅延の恐れや安全運航に支障が出る恐れがあるので情報の入力は慎重に行います。
飛行機の機内では緊急時にCAのお手伝いが必要なEXIT座席が設けられており、誤って病気を患っている人や妊婦の方をEXITシートに指定すると航空会社は罰則を受けることがあります。

また、警察と一緒に連行される服役中のお客様などは、通常一番後ろの席に指定するなど、お客様によって座席指定がことなります。

お手伝いが必要な搭乗者の座席を配置する際に、注意する点はEXITシートです。

EXITシートは、緊急時の際にCAの脱出援助をお手伝いをしていただく同意が必要で、原則15歳以上の健康の方が利用できます。

その為、援助できない人がEXITシートに座ってしまうと、航空法の規則違反になり遅延の原因にもつながります。

なお国際線の場合は、簡単な英語を話せる方以上でないと、EXITシートに配置してはなりません。

 

グランドスタッフが使う専門用語やルールは以下の内容をご参照ください↓

 

情報入力も大事ですが、特に気を付けるポイントは金銭や金券の取り扱いです。

手荷物の超過料金や株主優待などお金のやり取りをするチェックインカウンター業務では、たとえ1円でも誤差があった場合はレポートを書きます。

そのためチェックイン業務完了後は事務所にて、金額及びクレジットカードの会社側控えの領収書の確認を行います。

みのる
みのる

私は主に国際線でのチェックインカウンターを経験しましたが、クレジットカードの控えとラウンジのチケットの受け渡しなど特に注意を促してました。

しかし、慣れてくると会社側で控えるはず領収書を誤ってお客様に渡してしまい、航空会社側にレポートを作成した記憶があります。

チェックインカウンター担当者は、お客様が所持する航空券の種類によって問い合わせが発生します。

  • 別の時間帯の便に変更可能の有無
  • 航空券の払い戻し可能の有無 など

各航空会社によって規定が相違しますが、航空券の種類だけでも少なくとも5種類以上は存在するので、それぞれの種類を把握しなければなりません。

特に大変なのが、天候不良による大幅遅延や機材トラブルの欠航です。

多くのお客様がカウンター前に列を作り、クレームを申し出るお客様をはじめ、次便案内などスピード処理が求められる場でもあります。

みのる
みのる

手続きが遅かったり言い方によっては、逆上するお客様もいらっしゃるので、グランドスタッフは言葉選びに常に注意しなければなりません。

お客様によっては飛行機に搭乗せず返金を求める方など、グランドスタッフはコマンド入力やタッチパネルで対応しますが、コマンド入力する方が多いです。

 

国際線で飛行機に搭乗しないお客様の場合は、FSC(フルサービスキャリア)の航空会社はカウンター端末を使用して手続きをします。

一方のLCC(ローコストキャリア)では、基本的にお客様ご自身のパソコンで返金手続きを行うため、案内設定の資料をお渡しします。

 

FSCとLCCの違いに関しては、以下の記事をご参照ください↓

 

お客様が気持ちよく搭乗するには、グランドスタッフの笑顔と丁寧な対応が必須な業務で、気持ちがこもっていないとお客様も気分を害します。

みのる
みのる

仮にミスをしても、こちら側が心をこめて謝罪すればお客様も比較的冷静になるので、日本人・外国人問わず一人一人丁寧に対応することが一番大切です!

 

チェックインカウンターでの外国人お客様相手に使うフレーズやセリフに関しては、下記の記事をご参照ください↓

 

羽田空港や関西空港などの拠点空港では、便数も多く2,3時間チェックインカウンター業務に携わりますが、地方空港だとチェックインカウンター後にゲート業務に流れます。

チェックインカウンター業務が得た情報を出発ゲート業務では大切なので、次に出発ゲート業務についてご説明させていただきます。

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グランドスタッフの作業内容②出発ゲート業務

搭乗口

出発ゲート業務とは、チェックインカウンターで手続きしたお客様を出発ゲート(搭乗口)から機内へとご案内する作業のことで、搭乗口で待機するお客様に案内時刻のアナウンスや、出発時間に迫ってもお客様がゲートに来ない場合は捜索を行いながら呼びかけを行う業務のことです。

出発ゲート業務で大切なことは、安全と出発時刻までに搭乗手続きした全てのお客様を、飛行機の機内へとスムーズにご案内することです。

作業内容は搭乗時刻のアナウンスや搭乗券を機械にかざしたり、国際線の場合はパスポートチェックを行います。

チェックインカウンターで得た情報を出発ゲート担当者が確認し、搭乗に時間を要するお客様は(車イス利用者)などは、あらかじめゲートオープン前に改札を通過し、機内入り口手前でスタンバイします。

搭乗口では搭乗するための下記の事前準備が非常に大切となります。

  • スタンションの準備
  • 電源のON(パソコン・改札口・情報書類を出力するプリンター電源 など
  • 飛行機の機内へと続くゲート扉オープン
  • 搭乗券の控え用紙の準備 (国内線のみ)
  • CAに渡す次便の情報
  • 搭乗時刻案内のアナウンス

ゲート改札がオープンすると、ゲート付近にいたお客様が一斉に改札に来るため、待っているお客様が乱れないようにスタンションを張ります。

カウンター前・ゲート前スタンション

カウンター前・ゲート前に設置されているスタンション

出発・到着扉を長時間開けた状態が長く続くと、空港を管理するセンサーが感知し、防犯上の意味合いで閉鎖されるので、出発時刻の30分前には開いておきます。

国内線は航空券を改札端末にかざすと「ご搭乗案内」のピンクの用紙が発行されるため、充分に用紙があるか確認します。

ちなみに、国際線の場合はピンクの用紙は発行されず、チェックインカウンターでもらったボーディングパスを使用するので電源確認のみします。

CAに渡す情報

  • 次便のお客様の人数
  • スペシャルのお客様(車いす利用の方、傷病を患っている方など)
  • 搭乗案内時刻の開始時間

ゲートアナウンスは優先案内時刻、一般のお客様の案内時刻など、ゲート付近にいるお客様に行います。

 

アナウンスの内容についての暴露記事はこちら!↓

 

国内線を担当するグランドスタッフは出発時刻の30分前後にはゲートスタンバイし、機内の準備が整い次第、出発時刻の20分前から優先案内を行う為、10~15分で準備を仕上げます。

一方、国際線を担当するグランドスタッフは、一時間以上前からスタンバイして上記の準備および国際線の乗り継ぎ等のドキュメントチェックをおこないます。

作業スタッフが多い場合は準備も直ぐに終わりますが、通常3人でゲート業務を行うので、常に周りを見る観察力が求められます。

準備が終了して時間に余裕があれば、スペシャル扱いのお客様がいないかゲート付近を見回りを確認します。

  • 杖を利用するお客様
  • ご妊娠してるお客様
  •  規定外の荷物の有無

チェックイン業務で情報入力されていない場合もあるので、お手伝いの有無の確認をして、最終的にゲートリーダーに情報をお知らせします。

出発ゲート作業でのグランドスタッフの役割分担とは?

国内線での出発ゲートによるグランドスタッフの役割分担は以下の通りです。

【ゲートリーダー】

  • 全体の把握
  • 時間の管理
  • イレギュラー発生時の対応
  • 搭載書類の準備
  • 状況に応じての作業員に指示

【グランドスタッフ作業員A】

  • アナウンス
  • 改札業務
  • 機内の確認(荷物の容量)など

【グランドスタッフ作業員B】

  • 改札業務
  • ゲートで発生した荷物をグラハンに搬入
  • お客様捜索 など

の合計3人で作業を対応します。

国際線の場合、パスポートチェック等があるので人員が増しますが、少ない時は2人で対応することもあります。

ゲートオープンをすると沢山のお客様が、ゲート改札へと向かってくるので、グランドスタッフA,Bはお客様の持つ航空券のバーコードもしくはQRコードを改札端末にかざしていきます。

ゲートリーダーの役目は、保安検査場を通過していないお客様の把握、ゲート手荷物の有無など、常に情報をアップデートして管理します。

グランドスタッフの業務『お客様捜索業務』とは?

空港

ゲートオープンして出発時間が迫ってくると、数名のお客様は時間ギリギリになっても来ないことが多々あります。

出発時間5分前なのに、お客様が残り10名改札ゲートを通過していない場合、グランドスタッフBは、館内の捜索を行いながら地声で利用者に呼びかけを実施します。

実際に空港でそのような場面を見かけたことがあるのではないでしょうか??

みのる
みのる

『〇〇にご搭乗予定の〇〇様~!!』とスタッフが声を張り上げて探している、アレです(^^)

羽田空港など広い空港では保安検査場が数か所あり、どこの検査場に何時に通過したかなどモニター上に反映する為、ゲートリーダーは常に情報を送り指示します。

また保安検査場を通過していない人が確認できた場合は、保安検査前の一般エリアでも捜索を行います。

早朝便だとお客様によっては、搭乗する出発ゲート目の前のベンチで寝ている人もいるので、他の便でないか恐る恐る声をかけると

あ~( ゚Д゚)!!!!」

「すいません、今行きます!!」

と、慌てだしその場でダッシュするサラリーマンもいます。

出発時刻手前になってもお客様が見当たらず、出発時間が近づいた場合はゲートリーダーの判断で、お客様を降機扱いとします。

仮に、飛行機が出発後にお客様がゲートに来た場合は、次便の案内へとなりますが、これが国際線だと一度再入国手続きが必要なので非常に大変です。

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グランドスタッフの業務『機内捜索』とは?

お客様がゲート改札口を通過の際に、QRコードやバーコードが改札端末にしっかり読み取らずに、通過して機内に搭乗する事があります。

お客様が残り1名で館内捜索しても、お客様が見当たらない場合は上記の可能性が高いのでグランドスタッフAが機内確認を行って、ゲートリーダーから指示された座席にお客様が座っていないか確認します。

お客様が機内の座席に座っていて、お名前等に間違いなければQRコードの読み忘れとなりますので、全ての搭乗客の人数が当たります。

みのる
みのる

ちなみに、航空券のかざし漏れはグランドスタッフのミスなので、改札業務は航空券をかざすだけのシンプル作業ですが集中力が必要です。

グランドスタッフAは機内確認、グランドスタッフBは館内捜索、ゲートで一人になったゲートリーダーは、無線で常に残りの人数を作業員に情報を流し、左手にはマイクを持ってアナウンスを実施し、右手で改札業務など一人で2、3役行わなければなりません。

グランドスタッフの業務『セパレートボーディング』とは?

セパレートボーディングは座席のゾーン毎に案内する方法で、後方のお客様からご案内する方法です。

飛行機の機内は機種ごとにゾーンが振り分けられており、優先案内のアナウンスの後に搭乗案内を2,3段階分けて案内します。

みのる
みのる

例えば、機内の座席30番のお客様が、目の前に座席15番の方がいて、荷物の収納をすれば流れが止まってしまいますよね?

その為、ゾーンの後方からご案内すれば比較的にスムーズに各お座席へと案内できます。

しかし、セパレートボーディングを行っても機内の入り口で混雑となり、PBB(パッセンジャー・ボーディング・ブリッジ)で渋滞がよく発生します。

 

PBBの構造について詳しく解説した記事がありますので、こちらをご参照ください↓

 

グランドスタッフの業務『エルダー業務』とは?

エルダー業務とは、搭乗口まで行くことができないお客様に、事前に時間と集合場所の決定後にグランドスタッフが車イス利用のお客様と一緒にゲートまでアテンドすることです。

エルダーの意味は、高齢者やミドルと言った意味合いで使用されることが多く、車イスを利用するお客様のサポートとして、チェックイン後に待ち合わせ時間と集合時間を設定し、グランドスタッフが搭乗口まで引率します。

このような業務をエルダー(elder)と言います。

エルダーを出発搭乗口に引率後、出発担当便のゲートリーダーに報告し優先案内時にご案内し、車イスや優先案内の方たちが搭乗完了後も、ゲートリーダーに報告します。

以上がグランドスタッフが出発ゲートで行う業務となります。

続いては、飛行機が到着した際に行う、グランドスタッフの到着業務について述べたいと思います。

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グランドスタッフの作業内容③到着業務

到着ロビーに向かいます

飛行機が駐機場(スポット)に到着すると、グランドスタッフは降機する全てのお客様をお出迎えし到着ロビーへと向かいます。

みのる
みのる

お手伝いが必要なお客様で、車イスや目が不自由な方、タビフナレなどのお客様がいればアテンド要員としてPBB内でスタンバイします。

グランドスタッフの業務『到着手荷物の対応』とは?

バゲージクレーム

降機したお客様は手荷物引き渡し所(バゲージクレーム)もしくは到着ロビーに向かいます。

バゲージクレームでは、自分の荷物だと思って手荷物についているタグの名前を確認せず、実際に他のお客様の似た荷物を誤って持ち帰る人もいます。

みのる
みのる

これをクロスピックと言います。

グランドスタッフはクロスピックが発生しないよう、手荷物返却中は注意を呼び掛けますがクロスピックが発生した場合は、残っている手荷物のバゲージタグからお客様の情報を収集して、お電話で空港に戻って来ていただくよう依頼します。

グランドスタッフには全く非がありませんが、お客様によっては自分で間違ったにも関わらず、係員に八つ当たりすることもあります・・・

クロスピック以外に、預けた荷物が破損や液体瓶が壊れて濡れるなどの不具合が起きたりする事象があるので、その都度対応しなければなりません。

荷物が不具合を起こし航空会社に非がある場合は、お客様の連絡先等を控えて手荷物修理工房へ連絡して、後日配送する手配をします。

国際線の場合は、預けた荷物がロストバゲージ(未着)となるケースが多く発生します。

ロストバゲージとは、本来到着地に来る預け荷物が何らかの原因で到着せず、お客様にご迷惑をおかけすることです。

 

詳しい内容はこちらをご参照ください↓

 

ロストバゲージが発生した時もグランドスタッフが対応しなければならず、ワールドトレーサートレーサーを使ってバゲージの捜索を行います

 

グランドスタッフの業務『乗り継ぎ便対応(コネクションケア)』とは?

コネクションケアとは到着空港で、乗り継ぎ先の便までに時間がない時にグランドスタッフがサポートを行う業務のことです。

お客様の中には飛行機が到着後、直ぐに乗り継ぎ便へと向かう人もいらっしゃいます。

羽田空港のような広い空港だと、ゲート端から端までが約600m以上離れており、空港に慣れていないと、乗り継ぎ便ゲートまで時間を要します。

飛行機が到着して乗り継ぎ便まで時間がない場合は、グランドスタッフがお客様をアテンドして、ゲートが離れていれば事前にバスを手配します。

乗り継ぎ便のお客様で時間に余裕ない場合は、事前にお名前をホワイトボードに書いておき、降機中にグランドスタッフはPBB内で呼びかけます。

みのる
みのる

○○便 福岡行きご利用のソラノヒカル様はお知らせください~

乗り継ぎするお客様が1組だけでなく、2組以上いた場合は一緒にご案内します。

乗り継ぎ便まで時間がない場合は、お客様に承諾を頂くか早足で歩いてもらいます。

乗り継ぎ便を利用するお客様対応の場合、羽田空港みたいな大きな空港だと到着してから乗り継ぎ先のゲートまで距離があり、間に合わない恐れがある時はグランドスタッフが同行して、バスの手配や乗り継ぎ便へ搭乗できるようにケアをします。

みのる
みのる

コネクションケアで、到着したお客様が次の乗り継ぎ便まで残り10分しかない中で、女性だとヒールで上手く走れず、男性である私が任されることもよくありました。

その時はバスを手配をして、バス下車後に急いでゲートまで走り、無事にコネクションケア後、今度は出発ゲート業務に向かわされて距離約500m位を2,3分で革靴の中、ダッシュしたので着いた頃には汗びしょびしょです(泣)

グランドスタッフの業務『到着時の車イスの対応方法』とは?

飛行機到着前に空港に常備する車イスを準備し、機内から到着のバゲージ返却所(バゲージクレーム)までご案内し、お預けした荷物の受け取りを行います。

バス乗り場や、電車乗り場までご案内しますが、車イス利用のほとんどの方は同行者が付き添いでいらっしゃるので、荷物を受け取り後の到着ロビーで終了となります。

みのる
みのる

話が好きな人、寡黙な人など様々なお客様がいるので、グランドスタッフは臨機応変に波長を合わせることも大切!

国内線の場合、到着時の車イスを利用するお客様は一番最後の降機となり、先に車イスのお客様を降ろすと、機内の入り口を防ぐ事に繋がり他のお客様に迷惑をかけてしまいます。

そのため、出発地のチェックインカウンター時に、出発時は優先搭乗、到着時は他のお客様が降りてからご案内の旨をお客様にお伝えする必要があります。

国際線の場合は、一般のお客様が降機中に車イスのお客様が降りることもあります。

外国人CAなので、スペシャルのお客様関係なく降りる人を順番にご案内しますので、国際線を担当するグランドスタッフはいつでも対応できるように身構えます。

車イスを利用するお客様は3種類に分けられますので、それぞれの特徴を次に解説します。

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車イスのお客様はWCHR/WCHS/WCHC

車イス

車椅子は英語でホイールチェアー(WCH)で、グランドスタッフの間ではお客様の症状によって3種類に分けられます。

  1. WCHR(Wheel chair  Ramp)ホイールチェアー・ランプ
  2. WCHS (Wheel chair Step)ホイールチェアー・ステップ
  3. WCHC (Wheel chair Cabin )ホイールチェアー・キャビン

症状が軽い順からご説明させていただきます。

WCHR(Wheel chair  Ramp)ホイールチェアー・ランプとは?
WCHRとは、ホイールチェアーランプのお客様でご自身で歩行や階段を上り降りが可能ですが、長い距離が歩行困難の方のことです。

羽田空港や関西空港、成田空港など広い空港では距離が有るので長距離歩けない人が利用したい方を言います。

WCHS (Wheel chair Step)ホイールチェアー・ステップとは?
WCHSは、ホイールチェアーステップのお客様でご自身で歩行はできるが、階段の上り降りができないお客様のことです。

PBBがある固定スポットでは、航空機搭乗前に階段はないので問題ありませんが、PBBがないオープンスポットでは、パッセンジャー・タラップ車を利用し階段があるため、歩行ができません。

パッセンジャー・タラップ車

パッセンジャー・タラップ車

 

パッセンジャー・タラップの概要はこちらから↓

 

もし、オープンスポットでWCHSもしくはWCHCのお客様がいた場合は、車イスのお客様が利用するPBL(パッセンジャー・ボーディング・リフター)を要請します。

PBLはフードローダー車のように、荷台部分が上下することが出来て、飛行機のドアまで上昇し車イス利用のお客様をご搭乗します。

WCHC (Wheel chair Cabin )ホイールチェアー・キャビンとは?
WCHCは、ホイールチェアーキャビンのお客様で全くご自身の力では歩行できないお客様のことです。

飛行機の機内でも自分の力で席まで辿りつくことができず、指定された座席までグランドスタッフがご案内します。

機内の通路は一人分程のスペースしかなく、車椅子の車輪を付けている状態では機内に入場ができず、空港の車イスは車輪を外してアームレストを後ろに折り畳む事ができて、通路が通れる程のワンサイズ小さくできます。

この状態をアイルチェアーといいます。

空港の車イス

空港の車イス

車輪を取ることで狭い通路も可能(アイルチェアー)

車輪を取ることで狭い通路も可能(アイルチェアー)

アイルチェアーの状態で指定の座席位置まで到達したら、アイルチェアーから座席へと乗り移ります。

WCHCのお客様の場合は、機内に入場後にお客様が車イスに乗ったままアイルチェアーにして、座席までご案内するので迅速に行わなければ遅延につながります。

一番は大事なことは安全で時間を気にしながら、慌てず対応することです。
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元グランドスタッフである私の体験談

グランドスタッフは航空業界用語をはじめ、パソコンで入力するコマンド基礎コードも幅広く、覚えることも多いので独り立ちするにも時間もかかり、嫌な事が多い日々が続きます。

業務内容は大きく分けると3つありますが、それぞれの業務内容は濃くイレギュラーも起こりやすいので、経験と年数を重ねないと流暢に対応も出来ません。

みのる
みのる

私の場合は国内線でのグランドスタッフ業務では、チェックインカウンター業務よりもゲート業務や到着業務が多く、車イスケアやコネクション業務が多かったです。

飛行機に搭乗するまでの橋(PBB)は傾斜があり、意外と押す力が求められるので率先してやっていましたし、いつの日か高確率で車イス担当になってました(笑)

みのる
みのる

私がグランドスタッフを経験した中で、特に大変な業務はクレーム対応です。

グランドスタッフは色んな場面でクレームが発生するため、どの業務でも常に対応力が求められます。

例えば、到着業務では預けた荷物が破損して不具合を起きた場合、優しいお客様ならありがたいですが、激怒するお客様もいるので重圧の中での書類作成などしなければなりません。

また、クレームとは別に壊れた荷物を直すのに、修理費用の見積書と修理期間を踏まえた上でお客様に承諾を頂き、修理完了後はお詫びの手紙の作成と、配送センターに集荷依頼など作業内容も多かったです。

 

クレーム対応について詳しい内容につきましては、以下の記事を参考にしてくださると幸いです。

 

それにグランドスタッフは不規則生活で体力を求められ、度重なるクレーム状況の中で定時に出発を目指し、安全に機内へとお客様に搭乗して頂く任務なので、常に緊張感をもって作業に臨まなければいけません。

しかし、苦労した期間を乗り越えると頑張ってこれた自分に自信がついて、気づけばイレギュラー対応も、難なく対処出来た時は成長を感じさせられます。

みのる
みのる

今振り返っても大変な業務でしたが、お客様に喜ばれたり、感謝の手紙をもらった事は嬉しく、同僚と無事に作業をこなした後は、楽しい事も多くあったと実感します。

逆にグランドスタッフを続けて良かったと思う方も多く、私の元同僚は今でもグランドスタッフとして働いており、天職のように仕事を楽しんでます。

まとめ

今回は、グランドスタッフはどんな仕事?作業内容から覚えることを徹底解説しました。

  • 「チェックインカウンター業務以外の仕事ってどんなものがあるの?」
  • 「グランドスタッフが対応する車イスケアって難しいの?」
  • 「全ての業務を完璧にするのにどのくらいの年数が必要なの?」
みのる
みのる

結論を言います!

グランドスタッフの業務はチェックインカウンター業務以外に、大きく分けて出発ゲート業務到着業務のお客様対応があります。
特に羽田空港では、車イスを利用する方が多く【WCHR/WCHS/WCHC】の3種類タイプがあるので、やり方を覚えないと仕事で恥をかくことになり、全ての業務を熟知するのにおよそ4,5年は必要です。

グランドスタッフの業務はお客様が飛行機を安心して搭乗できるようにサポートして、到着地でも不具合があれば対応を行います。

周囲からは憧れと注目を浴びる業種ではありますが、その背景には楽しい部分の反面、辛い部分がとても多いです。

仕事を覚えるまでは苦労の日々と、不規則生活で体力を求められる現場ですがお客様からのお礼の手紙や感謝の言葉をもらうと、不思議と疲れが無くなるという事を実感できます。

是非グランドスタッフを目指している方は、その夢に向かって頑張って頂ければと思い、これらの内容がグランドスタッフになる方への参考になる資料になれば幸いです。

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